明石のり

明石海峡の恵みを受けて育った“明石のり”

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

明石市ではノリの養殖が盛んで兵庫県内の約4割を生産しています。
「明石のり」はノリ網を海上に張り込む「浮き流し式」という方法で養殖されます。

冬の「明石のり」の刈り取り

養殖網の下をくぐる“もぐり船”でノリを収穫します。
黒々と育ったノリを網1枚ごとにていねいに刈り取る様子は明石沖の冬の風物詩です。

加工される「明石のり」

加工場へ運び込まれたノリは現在では、「全自動ノリ乾燥機」と呼ばれる機械で、生ノリから“板のり”に完成するまでの全ての工程が行われています。

熟練した目利きによって行われる海苔の入札

でき上った乾のりは選別を行い等級別に箱に入れて出荷します。
明石の乾のりは全て一か所に集められ、シーズン中、15日開催される入札を経て、商社に出荷されます。

明石のりの歴史

のり養殖は、江戸時代に始まったといわれ、300年余りの年月をかけて技術開発が重ねられて、今の養殖技術が生まれたのです。
一方、明石では昭和29年に明石川尻及び魚住漁港内で竹などを固定して立て、それにのり網を張り込む方法により試験的に行われたのが始まりです。

魚住で明石のりが誕生

その後、技術開発が行われ、昭和40年代から海面に網を浮かばせる浮き流し養殖法や冷凍技術が導入され、本格的につくる漁業としてノリ養殖漁業への転換が進みました。
現在では佐賀の有明のりと全国の1、2を競う生産地となりました。

明石海峡には旨味が詰まっている。

ご存じですか?
明石のりの生産枚数は全国有数。
約10枚に1枚は明石のりだったのです。
明石海峡の速い潮の流れが栄養と酸素を与えしっかりとした旨味のある海苔を育んでいます。

「明石のり」の“一番摘み”

明石では、最初に刈り取られる海苔を、「新のり」、「新芽」と呼び珍重しています。
新のりは口どけが柔らかで口に入れると香りと旨味が一気に広がります。